日本の大学のCG研究室




    北海道大学山本研究室
     ・ 心臓の鼓動:人間の力強い心臓の鼓動の可視化
     ・ ボリュームレンダリング:ここでは人間の脳の可視化
     ・ アルゴリズムペインティング:もとの絵を油絵やクレヨン画に変換するプログラム
    また 北海道大学計算機センターでは、 ユーザが色や文字などのパラメータを指定すると、それに従ってレンダリングを行い、 CGを表示してくれるこのページには4種類のCG作成メニューがあるCG技術を応用したエンタテイメント性を持つページといえるまた、このページで作成した画像を自分のページに張り付けて役立てることもできるインタラクティブという点でも高く評価できる。


    北海道大学高井研究室
     ・ 拡散反応の性質
     ・ パラレルパーティクルシステム
     ・ 3Dセルラーオートマトン
     ・ 骨の風化
     ・ 人工生命


    道都大学 CGギャラリー
    美術学部デザイン学科生によるCG優秀作品集世界のCGギャラリー、著名美術館検索リストもある


    岩手大学千葉研究室
    コンピュータグラフィックス(CG)による自然物・現象の創出に向けた研究を行っている。
     ・ 自然景観の生成技術の開発:山岳地形、樹木、紅葉、森林炎・煙、水流、積雪などのビジュアルシミュレーショ  ン法
     ・ 伝統芸術のシミュレーションシステムの開発:盆栽、陶芸、水墨画漫画などのビジュアルシミュレーション法
     ・ 映像と音楽の融合技術の開発:音楽駆動による景観映像の生成


    岩手大学土井研究室
     ・ 流れの可視化とボリュームレンダリング
     ・ Photo-Realisticレンダリング(ラジオシティー、レイトレイシング)


    会津大学
    大学組織、ローカル情報、その他の主要な情報などが見られる。


    群馬大学工学部情報工学科知識情報工学講座第一研究室金谷研究室
     ・ 実写とCGの合成のためのカメラの位置決め
     ・ 画像とモデルの照合によるロボットの位置決め
     ・ 動画像からのオプティカルフローの検出と3次元復元
     ・ 曲面物体の生成と表示
    この研究室のメインテーマはコンピュータビジョン、計算機で解析して3次元環境を実現することである複数の画像から、撮影したシーンや物体の3次元モデルを作成し任意の角度から見た形状をグラフィックス表示するなど研究室の研究テーマの紹介がされている。


    埼玉大学近藤研究室
     ・ モノクロレンダリング
     ・ カラー画像の生成
     ・ 撮影条件の推定法を用いた実写とCG画像の合成
     ・ コンピュータアニメーション
    コンピュータグラフィックス、ヒューマンインタフェース、感性情報処理、情報処理教育CG教育、CAD教育などに関連する情報の紹介がある。


    東京大学木村・鈴木研究室
    新しい概念に基づく生産システムの実現を目指し、特に計算機による設計製造支援のための基礎的な技術について研究を行なっている研究に対する基本的な考え方は次の3つである。
     ・ 生産の仮想化
     ・ 人間・実世界と仮想世界のインタフェース
     ・ 空間推論


    東京大学山口研究室
     ・ 非多様体位相モデル:多様体立体以外の位相情報を扱うためのデータ構造と操作法
     ・ 確率的立体モデリング:不確定な形状を扱うためのモデリングスキーム
     ・ ベジエ法線ベクトル曲線:ベジエ曲面上の法線ベクトルの表現式
     ・ 曲面間交線:パラメトリック曲面間の交線計算アルゴリズム
     ・ 反射線による曲面:評価反射線を用いた曲面の評価法と操作法
    があり、それぞれCGの実例付で紹介されている。


    東京大学理学部情報科学科品川研究室
    CG、画像処理、画像データベースとその応用であるこれらの研究の根源は、ものの「形」の情報を、本質的にどうとらえればよいのかを追求することである。
     ・ 特異点を用いた形状の表現:もとの物体形状や地形を復元するホモトピー・モデルやボリューム・レンダリング、  モーフィングなどの研究
     ・ ソリッド・モデラー:人間の顔面形状からの表情解析・認識システム、風景画像理解システム、三次元物体計測  システムなどの研 究
     ・ 顔面表情の解析:樹木や森林の成長のモデル化、人体の動きのモデル化と、力学的・運動学的解析に基づく  スポーツ・インストラ クション・システムなどを構築している


    東京電機大学斎藤剛研究室
     ・ 美的意匠曲線曲面の生成と評価に関する研究
     ・ 曲面の多面体近似とその応用に関する研究
     ・ 幾何モデルとその高次処理に関する研究
     ・ 柔軟な形状モデルに関する研究
     ・ データの平滑化に関する研究
     ・ 3次元形状の表示に関する研究
     ・ テクスチャマッピングに関する研究
     ・ 画像処理パッケージの試作
     ・ 幾何拘束条件を持つ図面入力システムの開発
     ・ 2次元データの表示システムの開発
     ・ 3面図を用いた3次元形状入力に関する研究
     ・ TeXを用いた定型文書作成支援システムの研究


    東京工業大学情報科学科小島研究室
    サークルパッキングというものは、多様体とよばれる空間の幾何構造を用いたもので、数学と情報を結び付けた研究である見ためには、色のついた円をランダムに並べた感じのものでそれをテクスチャマッピングの球体に貼り付けたりしている数学とコンピュータの間隔を埋めるインターフェースとして研究が進められている。


    東京工業大学情報理工学研究科計算工学専攻中嶋・亀井研究室
     ・ 画像処理
     ・ 人工知能、パターン認識
     ・ コンピュータ、アニメーション
     ・ コンピュータ、グラフィックス
     ・ バーチャルリアリティ
     ・ 人工生命・遺伝的アルゴリズム・神経回路網
     ・ 考古遺跡の物理探査
     ・ 画像計測
     ・ コンピュータビジョン
    主に地下に埋没している考古遺跡を発掘せずに調査する科学的手法の開発全国各地の遺跡における野外実験が多い。


    中央大学理工学部情報工学科情報工学科研究室牧野研究室
    レイ・トレーシングによるオーロラ表現、遠近感を考慮したレイ・トレーシング画像等の研究用の画像から自由に製作された画像までさまざまな画像が多数紹介されている。
     ・ ピラミッド、人形、レイ・キャスティングによる画像
     ・ レイ・トレーシングによるオーロラの表現
     ・ 遠近感を考慮したレイ・トレーシング画像
    これ例外にも牧野研究室の学生がこれまでに作成したCG画像を紹介している。


    お茶の水女子大学理学部情報科学科 藤代・市川研究室
    コンピュータグラフィックス関連の研究
     ・ Pumpkins :水溶性色えんぴつ画の再現
     ・ エイジング効果の表現
     ・ Light Field Renderer の設計と実装
     ・ C-mail = E-mail + Comic Chat
     ・ 気液二相流のためのボリュームレイトレーシングアルゴリズムの開発
     ・ Gradient Consistency Heuristics を用いた区間型ボリュームの位相的曖昧さの解消
     ・ Interval Volumeを用いた可視化応用
     ・ VolGlyphsを用いた可視化応用
     ・ 形状を考慮した3次元補間法の開発 複数方向の平行断面像からの高解像度ボリューム再構成
     ・ 可視化プログラムの半自動合成法
     ・ 東京都臨床医学総合研究所:各種のMRI,CT,共焦点顕微鏡像
     ・ 超音波ボリュームにおける3次元ROIの抽出
     ・ 仮想空間構築のためのTime Critical Rendering高並列TCC環境を用いたリアルタイム3Dアニメーション
     ・ VRシステム上の超現実世界の創成に向けたautonomyの解析
    データベース関連の研究
     ・ 画像特徴からの分類に基づく検索
     ・ 音声データ検索の多次元空間索引を用いた高速化
     ・ テキストデータベース処理
     ・ データベースプログラミング言語
     ・ 幾何形状による3次元オブジェクトの問い合わせ
     ・ マルチデータベース関連
     ・ お茶の水女子大学におけるセキュリティホールの検出と解析


    慶応大学理工学部情報工学科大野研究室
     ・ コンピュータグラフィックス 封カ書処理
     ・ 文書処理
     ・ 形状モデリング
     ・ GCAD関連


    日本大学理工学部電子工学科吉川研究室
     ・ ホログラフィック3次元テレビジョン
     ・ ハードコピーホログラム
     ・ 計算機合成ホログラム
     ・ コンピュータグラフィックス&VR
    等の研究をしているCG ギャラリーには生徒の作品が置いてあり、CG用語辞典というものも見ることができる。


    神奈川大学工学部電気工学科斎藤研究室
     ・ 画像データベースに関する研究
     ・ 画像理解( Computer Vision )に関する研究
     ・ 超高精細画像の入力と処理に関する研究
     ・ 医用画像処理の研究
     ・ 画像信号の高能率符号化の研究
     ・ コンピューターグラフィックス( CG )応用システムに関する研究
     ・ 応用信号処理とその通信への応用
     ・ 電気通信における知識処理に関する研究
    また、リアルタイムで研究室の様子を見れるコーナーがあり、四台あるカメラの中から好きなカメラを選んで、そのカメラから研究室の様子を見ることができる。


    名古屋大学横井研究室
    C言語+IRISGLやOPEN GL言語などを駆使して、CGシミュレーションをメインに行なっている。
     ・ シューメーカーレビー第9彗星:彗星が木星に接近してから衝突するまでの映像
     ・ 土星の環の消失:95年2月1日から96年6月1日まで11回の観測映像
    など、天体のグラフィックに力を入れているまた、しゃぼん玉や、グラスなどの光の屈折を考慮したCGが数多く紹介されている。


    名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻鳥脇研
     ・三次元画像処理の基礎
     ・ コンピュータグラフィックス(CG)の手法の基礎
     ・ 画像処理エキスパートシステムと画像データベース
     ・ 医用CT像の計算機処理と医用グラフィックス


    中京大学情報科学部興水大和研究室
    似顔絵を描くシステムで、人の似顔絵を描かせることにより人の感性や視覚機能をより理解することを目的とし、まずは、顔の構成要素の少ない横顔の似顔絵を描くことから始めた似顔絵というのは、特徴をつかみ、描かなくてはならないため、積極的に抽出する再標本化アルゴリズムを新たに開発した。


    三重大学工学部情報工学科知能情報処理講座
    パターン認識、CGと医用画像処理に関するページパターン認識では崩れた文字や続けて書かれた文字を読み取る研究、CGではソリッドモデラPRISMの開発、医用画像処理では超音波診断像の研究などについて述べられているまた、これらの研究の成果を動画として提供している点が興味深いファイルのサイズの問題を別にすれば、動画は目を引き付け、説得力を増す効果があるので、こういった研究の紹介に適しているといえる。


    京都コンピュータ学院芸術情報工学科
    ここでは、芸術情報学科という学科があり、学生が製作した作品を紹介しているここのグラフィックはリアルというよりもデフォルメされたゲームに用いられるようなものがほとんどである。


    大阪大学工学部環境工学科 笹田研究室
    都市・建築のデザインにCGを応用してきており、デザインに関するCGの研究は、
    ・デザインレビュー
    ・コラボレーション(協調作業)
    奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
    VR技術の医用支援と仮想環境構築についての研究が行われている。
     ・ 超音波画像の3次元可視化
     ・ 骨内部構造可視化システム
     ・ 動きの制約条件を用いたヒトの手の3次元形状モデリング


    奈良教育大学
    CGアニメーションの制作システム、秒間30フレームでのアニメーション作成のアプローチについて、リアルタイムアニメーションとコマ撮りの2つに分けてそれぞれに必要な環境、ソフトウェアについて書かれているまた利用する画像データの作成方法について述べられているサンプルデータが豊富で水素原子の電子の分布のボリュームレンダリングによる表示などVideo for Windows と Quicktime 形式で紹介されている。
     ・ CGアニメーション作成システム
     ・ LANによる利用方法
     ・ 画像データの作成手法
     ・ サンプルデータ


    近畿大学 長江研究室
    マルチメディア関連における画像処理の活用性と将来への可能性を発展させ ることを目的としている。
     ・ 非接触、非破壊、全視野にわたる3次元形状理解と表現に関するシュミレー ション
     ・ 伝統芸能における人体動作(音声も含む)データ保存と再現性に関する図形処理
     ・ 脳波もしくは音声による高度ユーザインターフェイスの開発とその応用


    広島大学電気機器工学研究室
    シミュレーション・可視化・コンピュータグラフィックス
     ・ 見えない物理現象の可視化:コイルに電流を流したときにできる磁束線 を立体表示し、また、コイルの上下の  アルミ平板中に 流れ る渦電流の方向と中心断面上の磁束密度分布の大きさをアニメーション表示した一画面  の例もある
     ・ 見にくい物の可視化:マウスの発生過程の研究の一例を図にしており、外皮と臓器を同時に観察できるように  半透明立体表示している
     ・ 景観シミュレーション:コンピュータグラフィックスによる川辺の景観表示例


    九州産業大学CGギャラリー
    このページから九州造形短期大学教授田辺幹夫氏、芸術学部写真学科助教授米川靖彦氏、電子計算機研究部へリンクがはられており、そこにはさまざまなCGが紹介されている。


    鹿児島大学工学部情報工学科情報システム工学講座佐藤研究室
     ・ 画像処理システムの構築に関する研究
     ・ 人物顔の部位画像を用いた個人識別に関する研究
     ・ インターネットワークに関する研究
     ・ 立体画像生成に関する研究
    立体画像の生成法は、レイトレーシングなどが有名であるが、時間がかかるという課題がある画質と生成時間の両要求を満足する生成法、特にリアルな影の生成に力を入れた研究が行われている。