ここで、第1項から、環境光、拡散反射光、鏡面反射光、屈折光(透過)の成分です。Nは面の単位法線ベクトル、Lは光の入射方向ベクトル、mは光源数、Sは鏡面反射光、Tは屈折方向からの光、は鏡面反射率、は透過率()です。
図 5.18:面反射と屈折の方向
図5.18に示すように、反射光ベクトルをR、屈折光の方向を示すベクトルをP、 視線方向をVとすると、RとPは次式によって求まります。
(5.10)
ここで、ただし、nは屈折率です。
図5.19: 屈折の計算例
左図は屈折を考慮したもので、透明物質中にティーポットが埋め込まれた例です(レイトレーシング法で表示)。