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図形(物体)が全体的(グローバル)に定義される座標系がワールド座標系である。図形を定義している座標系における図形の座標値に、平行移動などの適当な変換を施すことにより、ワールド座標系で記述された図形になる。 ディスプレイ画面上の座標系を装置座標系またはスクリーン座標系という。一般に、x(水平)、y(垂直)成分がともに0から1の範囲に正規化されている。このように正規化された座標系を正規化座標系とよぶ。 | |
2.3 ディスプレイ表示
ワールド座標系で定義された図形のどの部分を表示したいかを指定するための枠(一般に長方形)がウィンド(window)である。このウィンドを指定したあと、出力装置のディスプレイ上のどこへ表示したいかを指定するための枠がビューポート(viewport)である(図2.2参照)。
![]() 図 2.2: ビューポート クリッピング(clipping)とは、ウィンドの外部の図形を切り取り、内部のものだけ表示する処理である。線分の場合、線分の両端点がウィンドの内部かどうかを判定し、交差する場合は、ウィンドの枠との交点を求め、ウィンドの外部を切り捨てる(図2.3参照)。
![]() 図 2.3: クリッピング | |
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