紫綬褒章受章

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西田友是先生が平成29年秋の褒章に おいて、紫綬褒章を受章
秋 の褒章は政府全体で797名でした。そのうち文部科学省関係の受章者は、34名で、 「紫綬褒章」(学術、芸術及びスポーツ分野における優れた業績を上げられた方)が18名でした。名誉なことに西田教授が34名を代表して挨拶。

旧ロゴ
参考;西田のCG技術紹介< Radiosity | Soft shadow | Bezier Clipping | Light Scattering | Natural phenomena |  Fluid dynamics NPR>   
 

紫綬褒章受章 (2017年11月)

補足

学術や芸術、社会福祉など、様々な分野で功績のあった人をたたえる2017年秋の褒章の受章者が決まった。政府が2日付で発表した。受章するのは775人 と22団体。団体を除く受章者のうち女性は163人(21・0%)だった。3日に発令された。

西田友是先生が平成29年秋の褒章において、紫綬褒章を受章されました。

先生は、受章の対象となった「コンピュータグラフィクス研究の功績」で、世界的に顕著な業績を残されました。西田先生は、液晶ディスプレイはおろか、ラス タスキャン型のカラーディスプレイすら存在していなかった時代から、長年にわたって情報科学の教育と研究に努め、コンピュータグラフィクス(CG)分野の パイオニアとして、基礎をなす手法を多数打ち立てました。今日のCG映像産業の基礎技術である光の相互反射を含む光学シミュレーション手法――ラジオシ ティ法――を世界で初めて開発し、写実的な映像生成基盤を確立しました。また、実物に即した様々な光源モデルによって照明された物体の陰影計算方法 (シェーディングモデル)を確立するとともに、大気や霧、雲、煙などの光を散乱する媒質によるボリュメトリックな照明効果を世界で初めて開発しました。さ らには、世界で初めて宇宙空間から眺めた地球などの惑星の照明計算手法を開発しました。また、工業製品の設計などでの応用を目的として、曲面と光線との効 率的で頑健な交点計算法を開発し、高精度な形状表現と写実性の両立を世界で初めて実現しました。そして、仮想世界を構築するためのもう一つの重要要素であ る音の生成に関しても先駆的な業績を残されています。

紫綬褒章に関するオフィシャルニュース

受章者 (18人);

〈学 術〉東京大教授羽田正(64)▽東京大名誉教授西田友是(68) ▽京都大名誉教授津田敏隆(65)▽自然科学研究機構分子科学研究所長川合真 紀(65)▽大阪大名誉教授小溝裕一(67)▽理化学研究所脳科学総合研究センターチームリーダー宮脇敦史(55)▽東北大名誉教授山谷知行(67)▽名 古屋大教授貝淵弘三(62)▽京都大名誉教授橋田充(65)

〈文 化〉建築家坂茂(60)▽歌人小島ゆかり=本名横井ゆかり(61)▽ピアノ演奏家小山実稚恵=本名高橋実稚恵(58)▽脚本家・演出家三谷幸 喜(56)▽撮影監督藤沢順一(67)▽漫才師宮川大助=本名松下孝美(68)▽同宮川花子=本名松下美智代(63)▽作詞家松本隆(68)▽将棋棋士森 内俊之(47)
写 真集

    
紫 綬褒章(しじゅ ほうしょう)
科学技術分野における発明・発 見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方
  参考
  Coons 賞

学術関係受章者(2017年)

• 山谷知行:東北大名誉教授、植物栄養学
• 宮脇敦史:理化学研究所脳科学総合研究センターチームリーダー、理化学
• 羽田正:東大教授、イスラム史学
• 貝淵弘三:名古屋大教授、細胞生物学
• 川合真紀:自然科学研究機構分子科学研究所所長、表面科学
• 津田敏隆:京大名誉教授、大気物理学
• 小溝裕一:阪大名誉教授、溶接工学
西田友是:東大名誉教授、コンピューターグラフィックス
• 橋田充:京大名誉教授、生物系薬学

他機関のニュース;

褒章伝達式 (2017年11 月14日)、平成29年秋の褒章伝達式


 文 科省News から引用  

秋 の褒章は政府全体で797名でした。そのうち文部科学省関係の受章者は、34名で、 「紫綬褒章」(学術、芸術及びスポーツ分野における優れた業績を上げられた方)が18名、「藍綬褒章」(教育事業等の発達や文化の発展に寄 与し、その功績が顕著な方が3名、「黄綬褒章」(多年業務に精励され、国民の模範となる方)が11名、「緑綬褒章」(自ら進んでボランティア活動に従事 し、顕著な実績のある方)が2名それぞれ受章され、林大臣から一人一人に手渡されました

受章者 を代表して、紫綬褒章を受章された東京大学名誉教授の西田友是氏は、 受章の喜びと御礼の言葉を述べられるとともに、ご自身の専門であるCG(コンピュータグラフィクス)の研究に触れ、

研究 を始めた頃は計算機に絵を描かせるのは何事だと笑われましたが、評価されないながらに仲間とともに半世紀、愚直に研究を重ねてきました。大変名誉な褒章を 頂けるのはこの分野に関わってきたすべての人々の汗と努力の末、ついにCGが重要な文化、技術であると認められた結果だと考えております

と話さ れ、残りの人生この分野の進展に貢献したいと今後の意気込みを語られました。






「代表の挨拶を失敗したらどつくよ」と花子が私に

祝賀会 2018年2月27日


開催
日時    2018年2月27日 17:30 開会
場所    帝国ホテル 光の間

主催    西田友是先生紫綬褒章受章祝賀会実行委員会
共催    株式会社ドワンゴ
協賛    株式会社UEI
     プロメテック・ソフトウェア株式会社
後援    一般社団法人情報処理学会コンピュータグラフィックスとビ ジュアル情報学研究会
   一般社団法人画像電子学会
    公益財団法人画像情報教育振興協会
   一般財団法人デジタルコンテンツ協会

発起人 
   (五十音順)
川上 量生 喜連川 優 (代表)
相澤 清晴 安生 健一 五十嵐 健夫 石橋 聡 市川 太一 市原 健介 稲見 昌彦 柿本 正憲 楽 詠灝 河口 洋一郎 北村 喜文 草原 真知子 栗山 繁 小山田 耕二 近藤 邦雄 斉木 幸一朗 斎藤 直宏 塩田 周三 篠田 裕之 清水 亮 杉山 知之 鈴木 宏正 須田 礼仁 橋 時市郎 陳 炳宇 辻井 潤一 土橋 宜典 原島 博 平木 敬 藤澤 智光 藤代 一成 間瀬 健二 松阪 喜幸 宮井 あゆみ 三宅 陽一郎 森島 繁生 山口 泰 山本 博資

北は北海道から南は福岡から、海外からはカナダ、米国、台湾 からの参加があり、180名の参加者があった。CG分野に限らず多方面の分野の参加があり、大学と企業と多方面の参加者でした。


写 真集(中山氏作成) 360 度会場シーン

式 次第 引き出物
式 の進行
  • 発起人代表2名の挨拶に続き10人の挨拶
  • 外国人2人の挨拶も
  • 余興として西田教授夫妻のジャズ演奏
  • 西田教授へプレゼント贈呈
  • 最後は謝辞 

CGリサーチのHPで富士山のCG画像
が利用されているので、それにちなんだ


プレゼント贈呈


CGリサーチから

SIG東京から


透明版と電灯

J.Stam氏(カナダ)からは書籍プレゼント
you are a real Japanese CG legendのサイ

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