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OutLine (2019/8 作成) | |
西田は1970年来,半世紀CG研究を行っており、特に1974
年に設立されたSIGGRAPHは。西田の研究生涯におおきな影響を与えた。SIGGRAPH2019では、私の長年のCG研究のインタビューが
SIGGRAPH Histroru Projectからあった。それを機に西田とSIGGRAPH関連をまとめてみた。 なお、下記と重なる部分があります。 http://nishitalab.org/user/nis/ourworks/topics/ourResearcTopis.html http://nishitalab.org/user/nis/ourworks/history/CGhistory.html 参考;http://nishitalab.org/user/UEI/memo/UEIrMemo.html 研究分野;< Radiosity | Soft shadow | Bezier Clipping | Light Scattering | Natural phenomena | Fluid dynamics | NPR | CGhistry, Topics > こ のページ内のリンク (attend paper, interviewi static cover] |
研究分野 |
SIGGRAPH には論文のみでなく多くの部門で関連 |
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CG分野では、SIGGRAPHやEUROGRAPHICSがトップコン
ファレンスと言われている。これらはコンファレンスであるが学会誌としても発刊さ
れるので、重要な論文投稿先である。
SIGGRAPH
に論文があるだけでも日本では数少ないので、SIGGRAPH発表は、生涯の夢と言われている。
SIGGRAPHへの種々の貢献(1981− 2019年までの38年間) (論文のみでなく、アートショウー作品、動画、裏表紙への掲載など他分野に採択された) 下記は書き換えた表
正確には蛍光灯の画像は、SIGGRAPHの学会ではなくTOGに掲載
されたもの。
http://nishitalab.org/user/nis/image/sig_back_cover/sig_back_cover.html
1982年 アートショーに採択(世界最初のソフトシャドー 1982年、ボストンで開催されたSIGGRAPH Art
Showに採択され、会場に等照度分布を重ねた画像と2枚が展示された。
この線光源の論文は1982年に投稿したが、なぜか3年も査読に要した。
1985年の論文誌TOGに採択された(上図は画像の掲載部分)。ところが
1984年に公表された光源に関する論文がこの1985年の西田の論文を引用していました(
1985年 初めての論文発表
世界初のラジオシテイ画像 (左;直射光のみ 右:相互反射考慮) SIGGRAPH
のElectric
Theaterに採択された動画
Our
8 animation films (1983,
1984, 1985, 1986, 1987, 1990, 1991, 1993) are
screened
http://nishitalab.org/user/nis/animation.html
2005年 Emerging Technorogyに展示 SIGGRAPH Asia2017のパネルディスカッション 特別セッション;・@"Pioneers? You Can Become One Too! " において招待講演 SIGGRAPH Asia2017ユニティ・テクノロジーズとの共 同ブース出展 |
学会のピラミッド構造 著名な技法と受賞者 先駆的研究; 日本での発表(査読論文ではない)後の SIGGRAPH発表:()内はSIGGRAPHでの発表 •
1981(1985) Soft
Shadows •
1983(1985) radiosity •
1985(1987) Scattering
(Shaft of light) •
1985(1986) Sky
light. 以下日本で先駆的に発表していた例 線光源(すなわちソフトシャドー)の世界初の発表 相互反射(ラジオシティ)日本での発表 相互反射による特徴の一つに半影がある。その最初の論文は1984年の3月の照明学会の全国大会の論文である。 1985,1986年の発表 SIGASIA(神戸)でのレセプションで演奏 |
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SIGGRAPH が変えた人生 |
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・1974年:博士課程がなく、自動車会社に就職 マツダ入社
・1980年(30歳):カラーデイスプレイを入手したので、大学に転職 ・1985年 最初のSIGGRAPH論文、 以下論文数の増加に伴い、転機があった。 ・SIGGRAPH論文数5
(1989) 米国滞在 。SIGGRAPH論文数10
(1999) 東大教授 東大から招へい ・SIGGRAPH論文数12
(2005) クーンズ賞受賞 ・SIGGRAPH論文数17 (2013) 研究所設立 ・SIGGRAPH論文数22
(2018) ACM SIGGRAPH Academy に選出される |
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ACM SIGGRAPHからの受 賞 |
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2005年 Coons賞受賞 https://en.wikipedia.org/wiki/Steven_Anson_Coons クー ンズ賞と は;The Steven A. Coons award is presented in odd-numbered years to to honor lifetime contribution to computer graphics and interactive techniques. 東大安田講堂において受賞の記者会見 https://www.k.u-tokyo.ac.jp/renewal/news/nishidaprof.htm 東大
の受賞者
ACM
SIGGRAPHは5種類の賞が
ある。特に権威があるのは2年に1人のS.A. Coons賞で、長年の貢献者に与えられる。 Significant New
researcherは若手の研究賞に与えられる奨励賞のようなもので、Distingush Artist賞は最近できた賞で芸術家に与えられるもので
ある。 東京大学はアジアで唯一、3つもの賞を受賞した。
2018
年8月
ACM Siggraph Academyへの選出
バンクーバー(カナダ)で開催されたSIGGRAPH
2018において、ACM SIGGRAPH Academyの会員に選出されました。
ACM SIGGRAPH Academyとは:コンピュータグラフィックスやインタラクティブテクニックの分野に多大な貢献をした研究者、技術者、アーティスト、デザイナーや教育 者などが選出されるもので、いわゆるCG界の殿堂入りに等しいものです。設立初年度となる2018年は、the Stephen A. Coons Award, the Computer Graphics Achievement Award, the Distinguished Artist Award for Lifetime Achievement in Digital Artのいずれかを受賞している50名程度が選出されました。 このACM SIGGRAPH Academyには、Ivan E. Sutherland, Ed Catmull, Nelson Max, John Warnock, Jos Stam, Thomas W. Sederberg, Ken Perlin, Ramesh Raskarなど錚々たるメンバーが選出されています。 ACM SIGGRAPH 2018 Awards: https://www.siggraph.org/participate/awards |
クーンズ賞受賞者の一覧 最近の受章j
毎年開催されるアワードランチ SIGGRAPHでの活躍が紫綬褒章に至る Life-Time Achievement Award 2017 年10月17日に、台北(台湾)で開催されたPacific Graphics 2017において、Life-Time Achievement Awardを受賞しました。AsiaにおけるCGのコミュニティとしてAsia Graphics という組織が創立(2016)され、Asia GraphicsからLifetime Achievement Award(初代)を受賞 WIREDより、WIRED Audi INNOVATION AWARD 2018を受賞しました。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2018はイノベーションと未来に向けた革新をもたらした人物が選出されており,20名程が受賞しています。 WIRED Audi INNOVATION AWARD 2018: https://wired.jp/waia/2018/12_tomoyuki-nishita/ |
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SIGGRAPH History Projectのインタビュー |
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クーンズ賞受賞者のネルソン教
授とインタビュー 収録風景 イン タビューの内容; ・ CGを始めたきっかけ: Nelsonはハーバード大の学部生のとき、西田は広島大の卒研 ・SIGGRAPHの最初の参加;Nelsonは1970、西田は1982年から ・互いに知り合ったのは; 1983年に広島大を訪問 ・研究の共通点: 照明モデル、自然物の表示 ・日本と米国の研究体制の違い ・Nelsonの1981年の動画Carla's Island (1981); 世界的に初めての自然物を扱う動画。まだカラーフレームバッファーがない時代にモニターに画像が見えない時代にフイルムに焼き付けてた。西田はこの動画 刺激になり、雲や水など自然物の研究を開始 印象に残る話題; ・1970年代 西田は大学に1台しかない計算機を利用していた(右図参照)。 ・西田は、大学時代隠線消去問題の論文を、大学院時代は陰影処理の論文を書いた(かなりめづらしい)、このころはカラーモニターがなくプロッタで絵を描い ていた(右図参照)。博士課程が無く、会社に就職。指導教授がカラーフレームバッファーを手にいれたので、大学に転職した。最初にカラーに挑戦したのは点 光源による照明シミュレーション(右の画像参照)。1981年にはSIGGRAPHの論文集の裏表紙に採択された。 ・1983年に広島訪問時に私の相互反射画像を見て、ネルソンは同様な研究をあきらめた。これはコーネル大より先に私がラジオシテイ法を開発していた証拠 である。 ・ネルソン先生は2003年に西田研に滞在し、大学院生の指導を手伝い。2つ論文を共同で書いた。 ・SIGGRAPHで印象に残ったことは、西田が受賞した際の基調講演は、スターウオーズの監督ジョージルーカスの直前が私の受賞講演だった。講演前の行 列が長蛇だったのに感激した。
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カラーモ
ニターの無い時代でのCG研究 1971 隠線消去の論文(学部時代) ベクタースキャンディスプレイに線画表示 1974 影計算の論文(大学院時代の成果) 広島大では1970年に中前栄八朗教授が電気機器の製図という目的でXYプロッターで描画することが試みられた。当初は、ラ インプリンターの重ね印字で濃 淡を表現し(上の画像参照)、 1979年にカラーCRTを導入してから本格的な研究に進んだ(この装置使用のため西田は企業から 大学に転職)。 1979年にカラーモニター導入後の最初のカラーCG画像 j Carla's Islandの解説文 ジョージルーカスの基調講演を前に、受章講演のエンディング動画 |
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SIGGRAPH関連の論文数などの統 計 |
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論文の採択数の変遷 (東工大中嶋名誉教授による) 2019
年はtogの30件余りを含め144論文が紹介された。
1980 年代は45から47論文程度であり、少ないが故に記憶してもらえる登壇者が何人かいましたが、100人を超える今は誰が発表したかの記憶してもらえない。 そういえば1980年代は登壇者は座長と朝食をとる形式でした。座長をされる歴史的著名人に事前に会えるのも大感激で、モチベーションが上がったものだ
中嶋先生によると、今年は、Technical
Paper部門へ,昨年から大幅に減った385件の投稿があり、最終的には、昨年とほぼ同じ29%の、111件の論文が通過し,それにTOG(ACM
Transaction on Graphics)に掲載された31件(昨年は39
件)が加わり合計142 件(昨年は167件)の発表となった。最近の論文投稿数と採択数を、表1に示す.
日本からの採択数は昨年の8件から大幅に減った、2件となったようである。しかしTechnical Paper
Sessionの発表数は4件のようで、その中の1件は海外の研究機関に所属している方であると思う? あいかわらず中国からの発表が多いのが目立った。
論文数が60を超える人まであるが、多いと言って受賞はされてない。理由は
筆頭論文が少なく、グループリーダで部下の論文のほとんどが共著になるケースがある。受賞者はやはり筆頭で論文を書ける人である。論文数が10以下でも受
賞されている。
入場者数 2019年 LA 18700人(2013年以来の最高の入場者数) 2018年 バンクーバー大会 16,500 名 2017年 LA大会 16,500名 2016年 アナハイム大会 14,000名... |
日本からの論文数; http://nishitalab.org/user/nis/siggraph.html SIGGRAPHとEUROGRAPHICSの西田の採択論文の推移 2年間空白の年もあるが、1984−2019の間 安定して論文発表。1984年から35年間でトップコンファレンス43論文で、年1論文以上 (普通の論文はこの40年間、年平均 8論文) 西田の論文数 1985年頃のSIGGRAPHの学会誌 最近はTOGという学会誌 1985から2012年までの学会誌 EUROGRAPHICSの論文誌、 最近はCOMPUTER GRAPHIC FORUMというん前 |
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